新型コロナウイルス感染症の影響により、ベトナム国内での航空機の運航も大幅な削減を強いられていました。
5月8日ベトナム航空は、感染症の流行が制圧されていることを受け国内線の運航を段階的に再開増便し、6月から全面的な運航再開を目指すとしています。
一方国際線は、ベトナム~日本路線の定期便は現在も運休を続けています。
国際線は、世界的な状況の改善が見られないため、5月11日ベトナム航空は、5月末までの運休予定を6月末まで期間延長し日本路線を全区間運休するとしています。
アフターコロナ!いつ行けるベトナム旅行?
ズバリ!ベトナム旅行の再開は7月だと予想しています。
ベトナム航空では、6月末まで期間を延長し日本路線を全区間運休としていますが、7月から使える特別運賃キャンペーンを5月初めに打ち出しています。
「安全な旅行先べトナム」となり、観光市場が回復するのは10月~12月としています。
ベトナムでの感染の様子
5月6日時点の感染者数271人。4月25日、日本からの帰国者2名の新規感染が確認されましたが、通常のコミュニティからは20日間感染者ゼロという状況です。
ベトナムでは徹底管理で一早くコロナの終息を図っています。中国と国境を接しているのに、他国に比べて感染者が少なく、死亡者もゼロです。
これはベトナム政府が早急に徹底した措置を講じていたからだと考えられています。
公の場でのマスクの着用、学校は早期に休校、その他予防に関して国の規定を違反する者には厳しい措置を講じていました。
今後の見通し
これからアメリカなどにいて、帰国できないベトナム人を受け入れていく動きがあります。
日本からの帰国者同様、隔離施設に移されるので、感染が拡大する可能性はないのですが一時的に感染数が増加することが予想されます。
現地の情報では、新規感染者が出ていない事もあり、街では気が緩み始めている感じがするということです。5月9日、ベトナムホーチミンでは、規制が緩和されバーや映画館、スパなどが営業を再開しました。
週末には「コロナに勝った」とビールで乾杯し一気飲みする姿も多数見かけられたということです。
また、4月30日から5月2日までの連休では、国内旅行に出掛ける人もいたそうです。
このままの状態であれば、ベトナム人のパワーを持ってすれば、経済活動も早期に回復が見込まれると思います。
ニャチャンでのゴールデンウィーク
ニャチャンはベトナムを代表するビーチリゾートです。欧米人を中心に世界中から観光客が訪れます。日本人には、まだまだ馴染みはないかもしれませんが、訪れる旅行者も年々増えている人気のエリアです。
旧正月のお休み「テト」以外、ベトナムでの唯一の連休がゴールデン期間中4月30日~5月2日までありました。
ベトナムでは感染者の減少にともない、その時期に国内旅行に出かける人もいたとのことです。その一人、現地の友人から旅行記が届きましたのでお伝えします。
海岸での写真は、コロナで1ヶ月近く閉鎖されていたビーチが解放された朝の出来事。人陰はまばらで静かであったとのことです。
観光地はもちろん閉まっていて、外国人観光客のいない夜は、より一層閑散としていたそうです。ホテルの空室を利用してハートマークを映し出すサプライズ演出に心が和んだとのことでした。
「ホーチミンからニャチャン行きベトジェットは搭乗率推定1割未満、帰りの便はほぼ満席、ベトナムでは5月初めから続々と学校が再開することもあり、ホーチミンに帰る子連れファミリーでいっぱいだった」とのことでした。
日常生活で言うと、かなりベトナムは元どおりになりつつあるとはなしてくれました。
そんなに安いの!? ベトナムの物価
ベトナムは日本に比べ物価の安い国だと知られています。
ベトナムの通貨は「ドン」といいます。初めてベトナムに行き両替すると桁の多さにびっくりしますが、ゼロを2つ取って2で割ると日本円の目安になります。
500㎖水1本当たりの値段は4,000VND 約20円
現地の人と同じものを食べたり、飲んだりしていれば日本の1/3ぐらいの値段で過ごせます。
しかし、日本人をはじめとする旅行者相手のお店では、それほど安くはありません。また、輸入品に関しては関税の問題もあり日本より高くなる場合もあるそうです。
日本とベトナムとの物価比較
項目 日本 ベトナム タクシー※1 初乗り価格 420円 47円 バス 普通運賃 210円 32円 電車※2 最短区間運賃 140円 141円 ハンバーガー
ビッグマック単品355円 310円 コカ・コーラ※3 1本 140円 31円 ミネラルウォーター 115円 19円 ※1ベトナム タクシー:初乗り走行距離1km
※2ベトナム 電車:ベトナムは長距離電車(統一鉄道)のみ
※3ベトナム コカ・コーラ:390ml引用:https://www.ab-road.net/article/prices/viet_nam/
こちらのレートは2020年2月時点の為替レート(1ドン=0.0047円)で計算してあります。
2020年7月に行こう!ベトナム旅行3泊4日
エクスペディア、アゴダ、Trip.com、楽天トラベル、じゃらん、Yahoo! トラベル、ホテルズドットコム、るるぶトラベルなどなど、予約サイトは数多くがあります。
今回は「skyscanner」でシミュレーションしてみました。
航空券
7月2日(木)に出発して5日(日)に帰国、東京成田~ベトナムホーチミンの航空券を検索しました。
出典:https://www.skyscanner.jp/
LCC(ローコストキャリア)のベトジェットで行くなら3万円台前半、FSC(フルサービスキャリア)のベトナム航空で行くなら3万円台後半でした。
5月中旬の検索ですので需要と供給のバランスにより日ごとに価格は変わります。
出典:https://www.skyscanner.jp/
ここで提案ですが、月曜日の午前中少し会社に遅れても大丈夫な人は夜行便で帰ることをオススメします。
航空券は4万円台前半と若干高くなりますが、4日目の行程を遊び倒して夜10時に空港に滑り込めばいいというものです。飛行機の中で爆睡すれば翌朝8時には成田空港に到着です。
都内で働いているなら、1時間ほどの遅刻で職場復帰できます。体力に自信のある方はぜひチャレンジしてみてください。
ホテル代
出典:https://www.skyscanner.jp/
ホテル選びは旅行者のニーズあわせて探すのがベストです。
例えば出張で訪れたなら中心市街地に近い、リーズナブルなビジネスホテルを選びますし、観光目的だったらホテルライフも、もちろん楽しみたいのでプールのあるリゾートホテルに泊まりたいものです。
今回は、7月2日から3泊の日程で、1万円以下の5つ星ホテル、朝食付き、キャンセル料無料という条件で検索しました。
中心市街地からは離れますが空港に近い場所、1万円で5つ星ホテルを満喫できるなら「買い」ですよね。
そうそう、ベトナムのホテルは基本、部屋売りなので一人で滞在しても、カップルで滞在しても値段は変わりません。
出典: https://www.hoterea.com/
検索で気をつけたいのが、税金とサービス料が別というところもあるということ。
安いと思って予約したら、プラス税金やサービス料でお得に感じられないなんて話もよく耳にしますのでご注意ください。
ということで、航空券とホテル代で6万~7万円でベトナム旅行が楽しめます。
必要な滞在費用はいくら?現地の平均予算?
続いて、現地での滞在費です。日本に比べ物価が安いとはいえ、いったいどのぐらいの費用が掛かるのか?気になるところです。
バス、タクシー、それともグラブ?交通費は?
ホーチミン市内を走るバスは50円から200円ぐらいで乗車できます。
ちなみにホーチミンのタンソンニャット国際空港からベンタイン市場を経由してブイビエン・デタム地区の9月23日公園までというルートの109番のバスは20,000ドン、約100円で市街地に到着できます。
タクシーは、空港でも街角でも観光客と見れば声をかけてきます。ボラれる確率は高めなので、承知で乗るならいいと思いますがお勧めはしません。
空港からドンコイ通りやベンタイン市場などの1区中心部までだったら15万ドン、約750円前後が目安です。タクシー会社は色々あり、車種によって初乗り料金や距離運賃もさまざまです。
現地の移動でオススメしたいのがGrabタクシーです。Grabという配車アプリでタクシーを手配します。
Grabのいいところは、例えばホテル~目的地を入力してオーダーをかけると金額を提示してくれ、それを承諾してから配車になるためボラれる心配はありません。日本出発前に、スマホにアプリを入れておくと便利です。
空港から市内中心部までの料金は約10万ドン、約500円。タクシーを利用するより若干割安で料金がわかっているので安心です。
ベトナムグルメ!食事代
出典:https://www.his-discover.com/vietnam/
フランスの植民地であったため、今でもフランス料理店が多くあります。日本ではお高いフレンチも、ベトナムでは約4,000円で楽しめます。また、ロブスターやカニの食べ放題も人気あり約6,000円で食べられます。
ディナーは豪華版でも、お昼は軽めにというのであればフォーやバインミーなどローカルな食事で済ませることもいいですね。ローカルな食事なら1,000円にも満たない金額でお腹いっぱいになります。
1,000円払うつもりならベトナムコーヒーやデザート「チェ」も楽しめてしまいます。
ホーチミン市内の観光地巡りの費用
サイゴン中央郵便局 Saigon Central Post Office
時間:月曜〜土曜 7:00~19:00 / 日曜 8:00~18:00
入場料:無料
サイゴン大教会 Notre Dame Cathedral Saigon
時間:毎日8:00~11:00 / 15:00~16:00(現在改修工事のため外観のみ見学)
入場料:無料
ベンタイン市場 Ben Thanh Market
営業時間:5:30~17:30(お土産を見たいなら10時ぐらいからがいいかも)
入場料:無料
出典: https://retrip.jp/
ホーチミン美術館 Ho Chi Minh City Museum of Fine Arts
時間: 8:00~17:00
入場料:10,000ドン(約50円)
統一会堂 The Independence House
時間:7:30~11:00 / 13:00~16:00
入場料:成人 40,000ドン(約200円)/ 学生(6-17歲)20,000ドン(約100円)/ 児童 10,000ドン(約50円)
ほとんどの施設が入場無料で、入場料があっても何百円の世界です。
現金いくら持っていく?
現地での交通費、入場料、食事代がわかったところで、さていくら現金を持っていけばよいのでしょうか。
3泊4日の予定だったら、初日は、空港からホテルへの交通費、そして夕食。翌日からは、観光地巡りの交通費、昼食、話題のエッグコーヒーを飲むためのカフェ代、夕食など×3日分。
最終日はお土産代と空港までの交通費をプラス、1日ぐらいはマッサージで疲れを癒すと30,000円弱になります。
さて内訳は、
1日目 | 空港からホテル 109番バス 20,000ドン 約100円 夕食 La Brasserieでロブスター&カニ食べ放題 1,200,000ドン 約6000円 |
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2~4日目 | 朝食 ホテル朝食(宿泊代に含まれる) 市内観光 午前中はそれでも歩ける暑さ |
昼食 ベトナム家庭料理 120,000~200,000ドン 約1,000円 市内観光 Grabタクシー ちょっとそこまで程度なら 25,000~30,000ドン 約150円×4回 |
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アフタヌーンティー ベトナムコーヒーやエッグコーヒー 60,000ドン 約300円 | |
夕食 フランス料理 800,000ドン 約4,000円 大体こんなの感じで3日間 | |
4日目プラス | お土産20,000ドン、約1,000円(スーパーで袋入フォーなどをチョイス)。空港までのGrab料金で100,000ドン、約500円。 |
マッサージ代は2時間500,000ドン、約2500円+チップとなります。 |
日本円を現地通貨ドンに両替、換金レートは?
日本円を現地通貨に両替するところは空港やホテル、街中の両替所になります。
一般的に空港やホテルの両替はレートが悪くオススメはできませんが、何十万も両替するわけではないので面倒な方は空港で済ませてしまうほうが楽かもしれません。
ただし、レートの確認と現金は数えたほうがいいです。故意なのか、ただ間違えただけなのか足りないことがあります。
ドンコイ通りの両替所 Quầy Thu đổi Ngoại tệ Eximbank 59
レートがいいことで有名な日本人観光客がよく利用する両替所。場所もわかりやすく、お土産屋ストリート沿いなので便利です。
最安値!格安ツアー 安い時期はいつ?
安い時期は、6月、10月~12月上旬、1月中旬~3月前半、春休み後~4月前半。日曜日から木曜日の間に出発して平日に帰国するのがオススメ
時期 気候が一番いいのは?高い時期、安い時期
出典:https://www.his-j.com/kaigai/asia/vietnam/
ベトナムは南北に長く、北と南では気候は大きく異なります。基本的には温暖ですが、北部ハノイは冬になると10℃前後まで冷え込む時もあります。
服装は1年中、夏の服装で大丈夫でが、ハノイへ行くときは一枚羽織るものを持って行ったほうが無難かもしれません。
ベトナムは地域によりで雨季と乾季の時期が異なります。ホーチミンでは11月~4月が乾季、5月~10月が雨季となっています。12月~2月は比較的涼しく降水量も少ないので観光するには最適かもしれません。
安い時期は、6月、10月~12月上旬、1月中旬~3月前半、春休み後~4月前半、また高い時期は、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始と言われています。
日数 何泊何日で行くか?
出典:https://www.his-j.com/kaigai/asia/vietnam/
複数の都市を回らずホーチミンだけで観光したり、グルメを楽しんだりするのであれば3泊4日がスタンダートです。
また、日曜日から木曜日の間に出発して平日に帰国するプランを立てれば、比較的お安く、お得に旅が楽しめます。
3泊4日といっても、激安ツアーは午後便発、早朝便戻りが多く滞在時間からすると値段相応かもしれません。帰りの便の関係で実質動けるのが3日だけというプランもあります。
値段だけでなく、行程表もチェックして、4日遊び倒せる激安ツアーを探しましょう。
最短!トランジットで楽しむベトナム旅行
3泊4日?それとも一週間?いやいや最短でベトナムを楽しむ方法があります。
荷物を預けて街に繰り出そう
仕事柄各国のエージェント様とお話しする機会があるのですが、折角この国に行っているのだから、ついでにお隣の国も寄って…とトランジット(経由)することがあります。
アジア圏の移動なら航空券は1万円しないのでお得にお得意様を回ることができます。
また、予約サイトで航空券を予約するときに直行便を選択しなければ、乗り換え便も表示されるのでプラスの航空券を手配することなくトランジットも可能です。
ホーチミンの空港では、荷物を一度出されてしまっても預かってもらえるところがあるのでとても便利です。スーツケースを持って街中を歩くことはできませんから。
出典:https://www.asiatravelnote.com/
お得意様を何社かまわり、ランチミーティングを済ませたら、出発時間まで「3泊4日の旅」を凝縮した、たった半日のベトナムライフを楽しみます。
出張でなくても、時間に余裕があるなら直行便でなく出かけた帰り、トランジットで乗り換えの際にベトナム旅行を楽しむのもいいかもしれません。ぜひ一度チャレンジしてみてください。
直前に飛行機を取る
アフターコロナですが、いつ何時状況が変わるかわかりません。
1 週間後など、どうなるかわからないから、今とってキャンセルになると困し、やっぱり直前に飛行機を取ることをオススメします。
ホテルは着いてから取るのがオススメ
アフターコロナ、ホテルは現地に着いてから取るのがオススメです。
キャンセル料とかがかかる可能性がある、アゴダ、ブッキング、エクスペディアなら当日予約の方が無難です。深夜着ではない限り当日取っても大丈夫。万が一コロナでキャンセルになった場合でも安心です。
旅の計画をお手伝いしてくれるサイト紹介
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もちろん海外旅行保険も忘れずに
旅の初心者が忘れがちなのが海外旅行保険です。また、案外気楽に考えて未加入のまま旅に出かけたりしてしまいます。
例えば「夕食後ホテルに向かうバスに乗車する際に転倒。大腿骨頸部骨折と診断され28日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。500万円余りの治療費がかかった」なんて実例があります。
日本国内の医療保険は適用されないので、正直言って、全て実費で負担するとなるとキビシイ状況ですよね。
かといって、起こるかわからい病気やケガに備え、3泊4日の海外旅行保険に加入しようとすると1万円ぐらいの費用がかかってしまうので、リーズナブルな旅行がしたい方には負担が大きいのが現実です。
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