2007年から毎年「住みたい国」ランキングにトップ10入りするフィリピンは、日本人の定番の移住先となっています。
今回は、マニラやセブといったメジャーどころとはちょっと違う、ローカルな雰囲気を持つフィリピン第3の都市「ダバオ」を紹介します。
日本人とすれ違うことがほとんどないので、日本では、あまり馴染みがないのかもしれません。
こんな街もあるんだなぁ~って感じで、海外移住の選択肢の一つとして考えてみてください。それだけ未知の魅力が満載、訪れる価値のある街なんです。
ダバオって?
ダバオは、フィリピン第3の都市で、フィリピン南部のミンダナオ島にある海に面した都市です。
人口は約145万人。面積は約2,400km2、その半分が植林地や熱帯雨林で、残り43%が農地ということなので基幹産業は農業であることがうかがえます。
主には国内外に販売するバナナ、パイナップル、コーヒー、ココナッツを栽培しています。
ちなみに面積2,400km2というと神奈川県と同じぐらいの大きさです。
ダバオって、どこにあるの?
フィリピンの首都マニラはルソン島にあり、日本からフィリピンに行く玄関口でもあります。続いてフィリピン第2の都市セブは、日本からの直行便があるビーチリゾートです。
ここまでは、皆さんも知っていますが、、、
今回ご紹介するダバオは、そのマニラかセブを経由しないと行けない日本からの直行便のないエリアになります。
気候
ダバオは、ダバオ湾に面した湾岸都市で、街の西側にはフィリピン最高峰の標高2,954mのアポ山があります。
街は湾内にあり、山脈で守られてることもあり、フィリピンでは珍しく台風被害の少ない地域でもあります。
気候は、年間を通じてほぼ変化なく平均気温は26~28℃の常夏の国です。
治安
ダバオはフィリピンの中でも、最も安全な街といわれています。
治安の良さのバロメーターとなる交通手段ですが、ダバオの交通手段はタクシーやジプニーです。
現在では、Grabタクシーが主流ようで、予約(BookingFee)するのに25ペソ(約50円)かかります。そこに運賃(RideFare)がかかる仕組みです。
メーターのつけ忘れや料金の水増しなど怪しげな感じもなく、外国人でも安心してタクシーに乗車できます。こういったところでダバオの治安の良さがわかります。
海外なので、スリや置き引き、物乞いする子供たちは居ますが、気を付けてさえいれば犯罪に巻き込まれるリスクは低いエリアだと思います。
留学先
フィリピンといえば、語学留学の聖地として日本では有名です。マニラやセブでは多くの日本人が留学するので、日本人のコミュニティーを作ってしまい、英語と接する機会を逃してしまいます。
その点、ダバオは日本人が少ないので、英語を使ってコミュニケーションをとる機会が多くなるということで、新たな留学先として注目されてきました。
今回、コロナになってしまったので一時中断していますが、withコロナ、Afterコロナでは多くの日本人学生が留学することでしょう。
ロングステイの費用は?
では、ダバオで移住生活をするにはどのぐらいの費用がかかるのか、、、
ライフスタイルで変わってきますが、アラフィフ男子が単身セミリタイヤ生活をおくるイメージで調べてみました。
質素倹約な暮らしを目指し、こぢんまりとした1ベッドルームのアパートを想定しています。
最初に赤で囲まれたところには、
独り暮らしの推定月額費用 62,724円(28,200ペソ)家賃なし
その次の赤で囲んだところには
アパート(1ベッドルーム)中心市街地 15,750ペソ →35,028円
アパート(1ベッドルーム)市街地外れ 10,833ペソ →24,092円
中心市街地で一人暮らしをするとなると43,950ペソ、日本円で約97,745円が必要です。これが東京だったら、家賃だけで10万はくだらないでよね。さすがフィリピンダバオ!物価が安いですね。
ダバオの観光
続いてダバオの観光地です。ダバオは特殊な地形から台風や地震などの自然災害の影響がほとんどなく、大自然の恵みにあふれた街です。
美しいビーチやダイビングスポット、自然公園があり大自然を満喫できるところです。1日かけてのんびり過ごすのに最適なところなんです。
しかし、今回は時間をかけず、スキマ時間でちょっと観光したいって方に、市街地の近くにある普段使いのできる生活に密着した観光地をチョイスしました。
チャイナタウン
ダバオのチャイナタウンは、日用品、家電、アクセサリー、洋服、乾物やフルーツなど、あらゆるものが店先に並んでいます。こんな感じで、品揃え豊富、地元の人も利用するほど安いんです。
チャイナタウン=中華街って感じで、食をイメージして出かけて行ったのですが、商店がメインで、たまに露店で食べ物が売っている程度なんです。日本の中華街とは大違いでした。
安い品物が多いので、バッグや財布なんかを眺めていると奥からバッタものを持ってきたり、何でもありな市場って印象でした。
大きなショッピングモールもあるので、時間があれば、もう少しゆっくり見たいって感じのところです。
サンペドロ大聖堂
サンペドロ大聖堂は、ダバオを象徴する有名な建物です。ダバオで最も古く、最も大きな教会として知られていて、国の文化財にも認定されています。
ダウンタウンの中心地サンペドロ通りあるこの教会は、スペイン統治時代の1847年に建てられました。幾度の変遷があり1964年に現在のコンクリートの建物になりました。
観光客もいますが、主は地元の方々のよりどころとなっているようです。私が訪れたときにも結婚式が開かれていました。
ピープルズ・パーク
ピープルズ・パークは、ダバオの中心にある公共公園です。
観光スポットとして、また、ダバオの人々の憩いの場所として人気で、体操をしたり、散歩やランニングをしたり思い思いに楽しんでいます。
植物園も併設されていて、東南アジアやオーストラリア、アフリカ諸国の植物が1000種類以上ある自然豊かな公園となっています。
入口ではセキュリティーチェックがあり、また夜間は閉園し自由に出入りできるわけはないので、安心して散歩や運動が楽しめます。私自身も朝の散歩を楽しませていただきました。
グルメ
フィリピンっていうと、豚でも鳥でも魚でも、とりあえずフライにして、大盛りのご飯と一緒に食べるってイメージで…
でも日本に帰ってから、あのいかにも不健康な油ギトギト、そして血糖値をグングン上昇させる大盛りのご飯が懐かしくなるんですよね。
伝統的なフィリピン料理の店にも現地の方の案内で行きましたが「へぇ~」って感じであまり印象に残りませんでした。ごめんなさい。
なので、私の思うフィリピンらしい美味しさ、そんなグルメを今回はご紹介します。
店の軒先で食べる屋台飯
フライドチキンと大盛りご飯がテッパン!って思うのは私だけではないはずです。
どこの食堂をのぞいても必ずといって見かけるこのセット。不健康さがたまりません。この日は玉子焼きをプラスして60ペソ(約130円)でした。
こんな店構えなので、ほぼローカル向け現地人しか行かない感じの店でした。
ちなみに「APONG ni AMBER」って「アンバー(琥珀ちゃん)のパンケーキ」的な意味にとらえられるんですが、売ってるものはお惣菜なんですよね。
もちろんGoogleMapにはありませんでした。
Blue Post Boiling Crabs & Shrimps
駐在さんのブログなどでも、たびたび登場するエビとカニのお店です。
空港の広告があまりにもセンセーショナルで、どうしても食べたくて行ったのですが、基本はグループユースなので1人だと死ぬほど食べるハメになりました。
エプロンとビニール手袋を用意してくれるので、手づかみでガッツリと食べることができました。マジうまい。新鮮で美味しいシーフードが食べたいならこちらは最高です。
基本はシーフードを素揚げにして、ガーリックやソルトペッパーなどで濃い味付けに仕上げている感じです。
他の調理法もあるので、気分次第で味付けや調理方法が選べるというのもいいですね。ちなみに私は、ちゃんと人気の味付け「SHRIMPS IN GARLIC LEMON BUTTER SAUSE」を注文しました。
特産物はドリアン
ダバオは、一年中温暖な気候なので果物の栽培が盛んです。
ミンダナオ島の特産物のドリアンは、強烈な臭いを発することで有名です。
しかし一度食べてしまえば、クリーミーで濃厚な味わいのある果物で、例えればクリームチーズにカスタードクリームを足したような甘くて濃厚な感じの味です。
臭さが気になって食べられない人も、3回食べればトリコになりますので是非食べてみてください。
番外編 Jollibee
フィリピンの国民食Jollibee!
フライドチキンと甘めのソースがかかった伸びた麺のスパゲッティー。経由地のマニラ空港で小腹が減ったのでいただきました。
フィリピンに来たなら一度は試してもらいたいグルメのひとつです。フィリピンではマック以上に有名でどこにでもあるって印象です。
もちろんダバオのチャイナタウンでも発見して、お茶しておきました。
まずは行ってみて(まとめ)
日本からの直行便がないので、日本人にはあまり馴染みがないけど、なかなか魅力のある街です。マニラやセブに行ったことはあるけど…って方は一度足を運んでみてください。
日本人の知らないフィリピンを楽しめる、おおらかで、のんびりした雰囲気をきっと気に入るはずです。先駆者としてダバオを極めるのもいいかもしれません。
Afterコロナ、まず1発目の渡航先はダバオに決まりですね。
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