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【中国 哈爾濱旅行】ロシアの雰囲気を感じられる哈爾濱(ハルビン)へ

哈爾濱 到着ロビー

中国最北端にある黒龍江省の省都 哈爾濱(ハルビン)は、シベリア横断鉄道の支線である東清鉄道の建設で発展してきました。

今でも、哈爾濱(ハルビン)はロシア統治時代の建物が現存し、異国情緒あふれる街並みが残っています。

そもそもロシアについて語れば、国土が広いため地理的には、西側はヨーロッパで東側はアジアに属しているっていう感じです。

現在のロシアの経済圏は地理的条件と同様と考えられますが、文化についてはヨーロッパのスタイルが色濃くなっています。

そんなロシアの影響を受けた哈爾浜は、ヨーロッパとアジアの文化が交わる街として「極東のパリ」とも称され、日本では一番近いヨーロッパとして人気があります。

今回は、異国情緒あふれる哈爾濱(ハルビン)の魅力にせまります。

哈爾濱(ハルビン)ってどんなところ?

哈爾濱(ハルビン)は、黒龍江省の人民政府所在地で、政治経済の中心地でもあります。

哈爾濱(ハルビン)全体の人口密度は約200人ほどで、日本の地方の町村と同じくらいです。ただし、中心部は人口密度約7,400人/km2で、福岡市の博多駅周辺と同程度なので、大きさや人口分布は九州に近いといえるでしょう。

そして哈爾濱は、日本が統治していたこともあり、歴史的にもつながりの深い地域でもあります。

地理的には内陸部にあるので、かつて統治していた頃の旧満州と縁のあった人を除いては、日本人とは馴染みの少ない地域なのかもしれません。

歴史的背景から反日感情の土壌があるのは事実ですが、現在の経済活動のなかでは親日的な考えもあり、それぞれの立場で意識は混在しています。

哈爾濱(ハルビン)ってどこにあるの?

哈爾賓太平国際機場成田から哈爾濱(ハルビン)までは1,600㎞、約3時間の旅になります。

日本からのアクセスは、中国南方航空、春秋航空が東京成田から哈爾濱太平国際機場まで直行便を飛ばしています。空港から市街地まで車で約1時間ほどかかります。

日本との時差は1時間なので特に苦になることはありません。

気温

哈爾濱 気候ロシアに近く、中国の最北に位置しているので、気候的には寒い地域になります。特に冬の寒さはひどく1月には-30℃近くまで冷え込む極寒の地です。

1年の半分近くが冬っぽい気候で、11月あたりから最低気温がマイナスとなり、3月まで寒さが続きます。

逆に夏は短く、7月の最高気温でも28℃ぐらい、それでも6月~8月は気温が20℃を超え夏っぽい気候となります。年間の温度差が大きく、気温-26℃から28℃まで50℃以上差があります。これだけ差があると体にも負担がかかりそうですし、何しろ着る服が困りますね。

そして雨は、夏っぽい気候の6月~8月に集中します。年間を通して降水量は500㎜と雨の少ない地域となります。

治安

哈爾濱 タクシー続いて治安です。治安のバロメーターとなるタクシーですが、空港やホテルの近くに待機している屋根の上にタクシーの標識を出してあるクルマは問題なく利用できます。

治安はいいのですが、ただ結構スピード出すし、乱暴な運転(タクシー限らず走ってる車みんな)なので必ずシートベルトは締めましょう。

夜中に独りでフラフラしない限り安全な街です。日本と同程度の常識のある行動をすれば問題ない感じですかね。

哈爾濱(ハルビン)滞在中の食費や交通費って?

やはり、異国の地に出掛けるので渡航費用って気になりますよね。滞在中の食費や交通費が、いくらあれば足りるのか、、、

結論から言ってしまえば3泊4日だと約10万円の費用がかかります。プチロシア旅行、プチヨーロッパ旅行がこの金額ならオトク感が満載ですね。

3泊4日の滞在費 (16.70円/元)
食 費 約20,000円 1,200元
交通費 約8,300円 500元
宿 泊 約30,000円
飛行機 約40,000円(コロナ禍では13万円)

食費

哈爾濱 食事哈爾浜西格瑪餃子で中華なら1品あたり野菜もので20元台から、肉類なら100元近く。大勢で何皿かシェアすると大体1人当たり100~150元(約1,700~2,500円)ぐらいかかります。

この他、店によっては、一人前いくらっていう「份」という単位表示もあるので、その場合、かける人数分の料理とお勘定がやってきます。

また、ショッピングモールでちょっとのどが乾いたなんて言うと10元(約170円)ぐらいからドリンクがあります。

地域密着型で、屋台や庶民的な食堂で食べるなら、数元から十数元で済ませることもできます。

朝食はホテルで済ませるにしても、残りの2食を考えると1日当たり300元は必要になります。3泊4日ぐらいの旅を想定すれば最低でも1,200元(約20,000円)ぐらいの食費は必要です。

タクシー

哈爾濱 タクシー基本、移動はタクシーになってしまいます。初乗り8元(約130円)、プラス乗った分だけのメーター制です。方向が同じなら相乗りさせるシステムが中国らしいですね。

空港から市街地までは約100~150元、約1時間かかります。バスを使えば20元ほどで済みますが荷物が多いと大変です。

市街地の移動でタクシーに乗っても数十元なので、特に気になる金額ではありませんでした。空港までの往復を入れても4日で500元(約8,300円)もあれば、おつりがくるぐらいです。

ホテル

哈爾濱 ホテルホテルはニーズに応じてピンキリです。コロナ前に宿泊したホテルソフィテルハルビンは、今でも相場は変わらず1泊朝食付で約1万円です。安いホテルはあるはずですが、このホテル結構な豪華さで、とても雰囲気のいいホテルでした。

しかも、デパートがすぐ隣にあるので食品売り場を探検したり、お土産を見たりとプチ観光も楽しめ、トクした気分になりました。

飛行機

哈爾濱 飛行機 国内線東京成田から哈爾濱まで、中国南方航空と春秋航空が直行便を運航しています。コロナ前、私が春秋航空で行ったときには4万円台で行けたものが、今回調べたら往復運賃約13万円というすごい値段になっていました。

哈爾濱(ハルビン)観光

哈爾濱(ハルビン)は、街並みとか自然を生かした地域なので、休日をのんびり楽しむことができます。

広大な松花江(スンガリー川)は、冬になると約50㎝の氷がはりスケートも楽しめます。この他、ヨーロッパ調の建物が並ぶ中央大街、ビザンティン式(東ローマ帝国の建築様式)の建築が美しい聖ソフィア大聖堂など見所満載です。

では次に、そんな哈爾濱(ハルビン)のオススメの観光スポットを紹介します。

太陽島公園

哈爾濱 太陽島太陽島公園は松花江(スンガリー川)の北岸、太陽島に作られた哈爾濱(ハルビン)最大の公園です。

太陽島のなかに38km2の公園が整備されていて、太陽石、水閣雲天、松鼠島、鹿苑、太陽滝など、あわせて数十カ所の観光スポットがあります。

また、冬季は世界3大雪まつりのひとつに数えられている、哈爾濱氷祭りが太陽島公園でも開催されます。

松花江の氷を使って作られる氷の建築物や彫刻、雪でできた巨大なスライダーなど、そのスケールの大きさに圧倒されます。冬に哈爾濱(ハルビン)に行ったら見逃すことのできないイベントです。

ちなみに、世界3大雪まつりは、、、
・哈爾濱氷祭り
・北海道さっぽろ雪まつり
・カナダのケベックウィンターカーニバル

人民防洪勝利紀念塔

哈爾濱 人民防洪勝利紀念塔そして、太陽島公園の対岸には人民防洪勝利紀念塔があります。紀念塔へは中央大街から歩いて行くとわかりやすいです。

中央大街の北側から地下道をくぐり、先に進むとスターリン公園に出ます。松花江(スンガリー川)沿いに東西に延びるスターリン公園、その中ほどに人民防洪勝利紀念塔があります。

ちなみにこの紀念塔は、哈爾濱(ハルビン)市民が洪水を防ぐことに勝利した記念の塔として建てられました。

1957年にこの地を襲った洪水を「市民と人民軍が協力して土のうを積み水害を防いだ」という記念の塔なんです。

中央大街

哈爾濱 中央大街哈爾濱(ハルビン)が「極東のパリ」って言われるのは、石畳が引き詰められた中央大街沿いの街並みからきています。

1898年に作られた中央大街は、幅が21.3m、北は人民防洪勝利紀念塔から、南は新陽広場までの全長約1.5㎞の通り。アジアで最長の歩行者天国と言われています。

通り沿いには、異国情緒あふれる建築当時の建物が並び、パリの雰囲気を醸し出しています。

馬迭爾冷飲庁

哈爾濱 馬迭爾冷飲庁ちょっと番外編っぽくなりますが、中央大街散策の途中、名物のアイスキャンディー屋さん「馬迭爾冷飲庁」があるので立ち寄ってみてください。

中央大街で街並みを楽しんだり、ショッピングをしたりして、ちょっと一息つくのに丁度いいアイスキャンディー屋さんなんです。

地元の人に聞いても、なぜいつも混んでいるのか、なぜ名物になったのかは不明とのこと。そう聞いても買ってしまうので人々を引き付ける魅力があるんですね。

このアイスキャンディーで英気を養えば、次の目的地の聖ソフィア大聖堂までは歩いて行かれます。

聖ソフィア大聖堂

哈爾濱聖 ソフィア大教堂

ロシアが統治していた1907年、聖ソフィア大聖堂は帝政ロシアの兵士の軍用教会として創建されました。今のようなレンガ建築、絢爛豪華な聖堂になったのは1932年になってからです。

その後、この聖堂は1996年に中国の文化財に指定され、翌年からは建築芸術館として公開されています。

美人が多い哈爾濱(ハルビン)

哈爾濱 中央大街日本から一番近いロシア、ウラジオストックよりもヨーロッパとアジアの文化が融合したロシアの雰囲気が感じられる中国哈爾濱(ハルビン)。実は美人が多いことでも有名みたいです。

確かに街を歩いていると、手脚が長くて背が高く、色白で目鼻立ちがしっかりしている人が多いような気がします。ロシアからヨーロッパの影響を受けているせいか、エキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

最近では日本人との国際結婚も多くなってきているような話でした。

また、哈爾濱出身のニンニンが、K-POPアイドルとしても活躍しているとのことです。

歴史的な背景もありますが、たった3時間、こんなに身近にヨーロッパを感じられるところは他にはないでしょう。今はコロナで気軽には行けませんが、Afterコロナにはいの一番で訪れたいところです。

ABOUT ME
はやし よしかつ
はじめまして。さすらいの旅ブログ管理人 はやしよしかつ です。 仕事で旅に出る機会も多く、これまで国内外問わず色んなところに出没してきました。 現在はコロナで、しばらくお休みですがAfterコロナ・Withコロナになれば再開できるでしょう。それまでは充電期間です。 そんな感じで世界を?いや、アジアを股にかけ、旅をとおして培った人生感や、こんな時代を生き抜くためのノウハウなどをお伝え出来ればと思っています。 そして、このブログを見た人が、自らの人生に有益な効果をもたらす旅に出かけることを願って毎日書いています。

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